M字リップ形成について
M字リップ形成について
「上唇が一直線に見える」「唇に立体感がない」「厚みはあるけれど、もう少しメリハリのある唇にしたい」
このようなお悩みに対して行うのが、M字リップ形成です。
M字リップ形成は、上唇の形を整えて、中央部分と左右の山に自然なメリハリをつくることで、立体感のある唇を目指す手術です。
単純に唇を薄くする「口唇縮小術」とは異なり、唇の厚みだけではなく、輪郭やボリュームのバランスを考えてデザインすることが重要です。
M字リップ形成の手術方法
まず、患者様の唇の形や厚み、口角、歯の見え方などを確認し、希望する形に合わせてデザインします。
局所麻酔を行った後、上唇の粘膜側を切開し、M字のラインが形成されるように余分な粘膜・粘膜下組織などを調整します。
その後、左右のバランスを確認しながら丁寧に縫合します。
唇は表情によって大きく動く部位ですので、単純にたくさん切除すればよいわけではありません。
「どこをどの程度切除するか」「中央と左右のボリュームをどのように残すか」など、細かなデザインが仕上がりを左右します。
傷跡はどこにできますか?
M字リップ形成では、基本的に唇の内側の粘膜側を切開します。
そのため、通常の状態では外から傷跡が目立ちにくいのが特徴です。
術後しばらくは、切開部の腫れや赤み、縫合糸が見えることがあります。
粘膜は比較的治癒しやすい部位で、時間の経過とともに傷跡は目立ちにくくなっていきます。
M字リップ形成が向いている方
以下のような方に適しています。
- 上唇が一直線に見える
- 上唇に立体感がほしい
- 唇の中央部分に自然な山を作りたい
- 唇が厚く、形を整えながらボリュームを調整したい
- ヒアルロン酸ではなく、手術で半永久的に唇の形を整えたい
- 「薄くするだけ」ではなく、唇の輪郭そのものを整えたい
一方で、唇の厚みが十分にない方では、単純なM字形成よりもヒアルロン酸などの注入治療が適している場合があります。
また、口角の下がりや人中の長さなど、別の要素が主な原因となっている場合には、口角挙上や人中短縮などを組み合わせて検討することもあります。
ダウンタイムについて
術後は唇の腫れ、赤み、内出血、痛み、つっぱり感などが生じることがあります。
特に術後1〜3日程度は腫れが強く出やすく、その後徐々に落ち着いていきます。
一般的には1週間程度で大きな腫れは改善していきますが、自然な状態に落ち着くまでにはさらに時間がかかります。内出血が出た場合は、1〜2週間程度かけて改善することがあります。
また、術後は一時的に唇がつっぱる感じがしたり、口を大きく開けにくく感じたりすることがあります。
食事についても、術後しばらくは刺激の強いものや硬いものを避け、唇に負担をかけないよう注意が必要です。
M字リップ形成の注意点
M字リップ形成は切開を伴う手術のため、以下のようなリスクがあります。
腫れ、内出血、痛み、左右差、感染、傷跡、しびれ、つっぱり感、口の開けにくさ、出血、仕上がりの左右差など
また、唇は非常に表情変化の大きい部位であるため、術前に希望する形を十分に確認し、顔全体とのバランスを考えてデザインすることが重要です。
「M字にする」ことだけを目的にするのではなく、鼻・人中・口角・顎とのバランスまで含めて、自然な口元をデザインすることが大切です。
まとめ
M字リップ形成は、上唇の形を整えて、自然な立体感とメリハリをつくる手術です。
唇の内側からアプローチすることで外から傷跡が目立ちにくく、唇の厚みだけではなく輪郭そのものを整えられることが特徴です。
「唇を薄くしたい」という方だけでなく、「厚みは残しながら、もう少し綺麗な形にしたい」という方にも適応できる場合があります。
実際の適応やデザインは、お一人おひとりの唇の形・厚み・口元全体のバランスを診察したうえでご提案します。